石材とは・・・

 一口に“石”といってもさまざまな種類があります。綺麗な模様の石や鮮やかな色の石・・・。

しかし、用途(場所)を考えて石選びをしないと、「せっかくの石が台無し!」何てこともあります。

 

 そこで、我々『石のプロ』が石の特徴を考えて、

使用用途(場所)に合わせたお薦めの石材を紹介致します。

 

 

 

その前に!少し石の勉強を・・・

 

 

主に建築に使用される石材は【花崗岩】と【大理石】があります。

 

 

 

花崗岩

地下のマグマが地殻内で地下深部にて冷却固結した結晶質の石材で、硬く、美しく、耐久性に富む石材として建築物の外部を中心として最も多く用いられている。一方、硬いため加工費がかさみ、含有鉄分でさび色が出たり、耐火性の点でやや劣る。

主成分は、長石・石英・雲母から成り、化学成分上は珪酸を65~70%以上含む鉱物である。主に、長石の形や大小・色により外観や性質・風化の速度が異なり、石英の含有量が少ないと、緻密で圧縮強度は大きくなるが加工しにくくなる。

ちなみに、御影石と呼ばれているが、御影石は、兵庫県神戸市の御影町にて産出された 花崗岩を御影石と称し、建築石材では花崗岩全般を御影石と呼んでいる。

 

 

大理石

大理石は主として建物内部に用いられる代表的な装飾石材で、水中のさまざまな物質や生物の遺骸が沈殿堆積してできる石灰岩が熱の影響で変性し、再結晶した石材である。 構成する鉱物は、無色または白色の方解石で、炭酸カルシウム(CaCO3)を主成分とし、 風化に対して劣る。

 

石灰質の混入鉱物により白・ベージュ・灰・緑・紅・黒などの色がある。また無地のほか、縞・筋・更紗・蛇紋などの模様が入り、緻密で磨くと光沢がでる。花崗岩に比べて軟らかく短時間で加工ができるという長所があり、模様や色調が美しいので、装飾用の内装材として欧米では古くから用いられているが、屋外で酸性を帯びた雨にさらされると、半年から一年で表面の艶を失ってしまう。火災を受けると生石灰になるが、花崗岩のように崩れることはない。

 

大理石の呼称は、結晶質石灰岩を指し、特に中国雲南省大理府で産出する石材につけられたものであるが、蛇紋岩などを含む装飾性に富む石材の総称として用いられている。

 

 

 

また、表面の仕上げにも種類があります。

 

 

磨き仕上げ

石材固有の色柄や光沢が最も分かる仕上げです。目の粗い砥石から徐々にきめ細かい砥石に替えながら研磨して仕上げていく。
水磨き仕上げは砥石の番手が#400や#800までのものをいい、本磨き仕上げは#2000の砥石で磨いた後、艶出し粉を用いてバフで仕上げたものです。

 

 

バーナー仕上げ

花崗岩の表面に1800℃前後の火炎をあて、石材の表面を弾け飛ばして荒らす表面仕上げです。石材を構成する鉱物の熱膨張率の違いを利用しています。この仕上げは、花崗岩のみの仕上げです。

 

他にも、ウォータージェット、小叩き、荒叩き、サンドブラスト、ビシャン、割肌、レザー、ノミ切、

アンティーク、スクラブ、荒摺り、切削、スクラッチ、筋彫り、ショットブラストといった仕上もあります。

内容につきましては、こちらまでお問い合わせ下さい。

 

 

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